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山崎富栄の日記をめぐって - 宮本 百合子 ( みやもと ゆりこ )

  • 古書≪森鴎外集≫7 青年、舞姫他 【 森鴎外】河出書房 貴重 初版
  • 「森鴎外私論」吉野俊彦 森鴎外評論-批評-書籍・10冊 N21681
  • 岩波文庫1675昭和41年/阿部一族他二編森鴎外 岩波書店
  • 600円~ 岩波文庫【青年】森鴎外 (プチソフト1)
  • ◆◇森鴎外著「舞姫・山椒大夫  他四篇」(旺文社文庫)◇◆
  • ◆◇ 森鴎外著「青年」(新潮文庫) ◇◆  名著! 
  • ◆◇森鴎外著「舞姫・うたかたの記  他三篇」(岩波文庫)◇◆
  • ◆新品DVD★『NHK 名作の風景 8』森鴎外 正岡子規 夏目漱石1円
  • 森鴎外 高瀬舟・高瀬舟縁起・寒山捨得・寒山捨得縁起 CD 未開封
  • 森鴎外 舞姫 雁 井上靖 訳編 明治の古典8 初版
 芥川龍之介自分才能とか学識を越えて社会文学そのものの大きい変化と発展を見通して、そこから来る漠然とした不安を感じて死んだのと、太宰氏の生涯の終り方とは、まったく別種のものです。芥川の死は人生芸術の大きさに対する確信がこめられていました。たとえ自分は死んでも、そこには発展がありました。太宰氏の死は、自分で知らずに咲いた花が、その花なりに散ったことでしょう。
 私は女として夫人のお気持も深く察します。一緒に死んだ女の人の扱われ方に対して、父である人の心の中も察します。生活安定平和のために、文学情熱もかきたてられているはずのとき、一人作家の死が、その虚無さで人気を煽ったりするのは醜態だと思います。
〔一九四八年七月



底本:「宮本百合子全集 第三十巻」新日本出版社
   1986(昭和61)年3月20日初版発行
初出:「週刊朝日
   1948(昭和23)年7月25日号
入力柴田卓治
校正:土屋隆
2007年11月30日作成
青空文庫作成ファイル
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